『みいちゃんと山田さん』犯人は山田?衝撃の結末と死因をネタバレ考察【ペンチの謎】

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SNSや口コミサイトで、「読むと心が抉られる」「絵柄詐欺」と話題の漫画『みいちゃんと山田さん』。 特に読者の間で議論が絶えないのが、「一体誰がみいちゃんを殺したのか?」という謎です。

「やっぱり悪い男たちに殺されたんでしょ?」 そう思うのが自然ですが、実は最も親しい友人である山田さんが犯人ではないかという衝撃的な説が浮上しているのをご存知でしょうか?

この記事では、物語の核心に迫る犯人、結末、そして現場に残された不可解な「ペンチ」の謎について、徹底的に考察します。

【⚠️ネタバレ注意】 この記事には物語の核心部分に関するネタバレが含まれています(単行本5巻収録分まで)。未読の方はご注意ください。
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はじめに:『みいちゃんと山田さん』の犯人は本当に山田さんなのか?

『みいちゃんと山田さん』は、2012年の新宿・歌舞伎町を舞台に、知的障害の傾向がある少女「みいちゃん」と、彼女の世話を焼く同僚「山田さん」の奇妙な友情を描いた物語です。しかし、物語の冒頭ですでに「みいちゃんの死」が確定事項として提示されており、読者は「なぜ彼女は死ななければならなかったのか」という謎を追いかけることになります。

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みいちゃんと山田さん(1)

ネット上では、優しく常識人であるはずの山田さんこそが、みいちゃんを殺害した実行犯ではないかという説が囁かれています。なぜ親友が疑われるのか。その鍵を握るのが、遺体の発見現場に残された不自然な凶器の存在です。

みいちゃんの死因と現場に残された「ペンチ」の謎

みいちゃんの遺体発見現場には、なぜか「ペンチ」が残されていました。直接的な死因とされる頭部外傷に対し、この凶器はあまりに不自然です。ここでは、法医学的な視点と犯人の心理から、ペンチが意味する「拷問」の可能性と、それを残した犯人の動揺について読み解いていきます。

なぜ「ペンチ」だったのか?不自然な凶器が示すもの

作中の描写から、みいちゃんの直接的な死因は頭部外傷による失血死、あるいは脳挫傷(撲殺)である可能性が高いとされています。しかし、現場に落ちていた凶器はバットや鉄パイプではなく、「ペンチ」でした。

ここに大きな違和感があります。通常、ペンチは物を「挟む」「切る」ための工具であり、人を殴り殺すためのリーチや重さは備えていません。 ここから、たとえば以下のような2つの残酷な可能性が浮かび上がります。

拷問の可能性: ペンチは殺害のためではなく、「爪を剥ぐ」「歯を抜く」といった拷問を行うために持ち込まれた可能性があります。死に至る前に、彼女の抵抗力を奪うための「制裁」や「躾」として使われたとすれば、撲殺以上に悲惨な状況が想像できます。14話では実際にペンチのそばにみいちゃんの歯らしきものがあり、少なくとも歯を抜かれたのは事実でしょう。

突発的な凶行: 最初から殺すつもりならもっと効率的な凶器を用意するはずです。ペンチが使われたのは、「その場にたまたまあった」か、拷問がエスカレートして結果的に致命傷を与えてしまった「過失」の側面があると考えられます。

また、みいちゃんからは覚醒剤の反応も出ています。薬物で意識が混濁し、抵抗できない状態で、ペンチによる暴力に晒された。これが彼女の最期だったのかもしれません。

現場に凶器を残した「犯人の心理」

プロの殺し屋や計画的な犯行であれば、凶器であるペンチを現場に残して立ち去ることはあり得ません。 あえて現場に残されていたということは、以下のいずれかの状況が推測できます。

素人のパニック: 犯人は殺人に慣れていない人物で、事の重大さに動転し、凶器を放置して逃走した。

見せしめ: 誰か(例えば組織の人間や、みいちゃんを見捨てた周囲)に対する強烈なメッセージとして、あえて拷問器具を残した。

もし犯人が山田さんだとすれば、前者の「パニックになった素人」という像に合致します。さらに、作中では山田さんがアクセサリーを作るためにペンチを使う描写も存在しており、この不自然な遺留品が彼女へとつながる重要な線となっています。

しかし遺体に拘束されていた痕跡がある点などからすると、やはり拷問されていたのはほぼ間違いなく、素人のパニック説には無理がでてきます。

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みいちゃんと山田さん(3)

犯人は誰だ?浮上する5人の容疑者を徹底考察

みいちゃんを取り巻く環境は過酷で、彼女を食い物にしようとする人間は後を絶ちません。ここでは、搾取を企むスカウトマン、店を管理する店長、歪んだ愛情を持つ客、娘を非行に導いた復讐、そして親友の山田さんという5人の容疑者を挙げ、それぞれの動機と犯行の可能性を検証します。

容疑者1:マオくん(搾取していた男)

マオくんは、みいちゃんの好意を利用し、海外の売春組織に売り飛ばそうと画策していたスカウトマンのような男です。 彼はみいちゃんを「金蔓」としてしか見ておらず、計画が狂った際の報復として殺害する動機は十分にあります。

しかし、物語の展開として、彼はみいちゃんを売り飛ばすことに失敗し、そのペナルティとして自分自身が海外へ飛ばされるという因果応報な結末を迎えています。 物語から強制退場させられているため、彼が直接手を下した実行犯である可能性は時系列的に低いでしょう。

ただ、生きていれば日本に帰ってくることは不可能ではなく、容疑者の一人であることは間違いありません。自分が海外に飛ばされた原因はみいちゃんにあるため、動機も十分にあります。

容疑者2:店長(諸悪の根源)

キーワード検索でも浮上しているのが、キャバクラの店長です。 彼はみいちゃんを雇い、風俗へ沈め、商品として管理していた人物であり、この悲劇の元凶とも言えます。

店長にとって、みいちゃんは「商品」です。もし彼女が店のルールを破ったり、逃げ出そうとしたりした場合、ビジネス上の「制裁」を加えることは十分に考えられます。 先述した「ペンチによる拷問説」と最も相性が良いのがこの店長です。15話でペンチを使ってアクセサリーを作ったのは山田さんですが、そのペンチはもともと店にあったものでした。そしてそのペンチだけでわざわざ1コマ使っていることも非常に意味深。

具体的には、以下のようなシナリオが考えられます。

動機: 感情的な殺意ではなく、業務的な「処分」や「見せしめ」。

凶器: 拷問器具としてペンチを用意し、痛めつけているうちに死なせてしまった。

このように考えると、現場の凄惨さと不自然さが論理的に繋がります。

ただ、遺体発見現場がみいちゃんの地元である宮城の山中であり、その現場ではまだみいちゃんの息はあったことが示唆されています。店は歌舞伎町にあるため、わざわざ宮城まで行くのかといった不自然さは残ります。

容疑者3:シゲオ(ガチ恋客)

シゲオは、みいちゃんに一方的な好意を寄せる常連客です。 いわゆる「ガチ恋勢」であり、思い込みが激しい性格として描かれています。

彼の動機は、歪んだ独占欲です。「他の男(マオくんなど)に利用されるくらいなら、自分の手で壊してしまおう」という短絡的かつ身勝手な思考です。 愛憎が裏返った瞬間の突発的な犯行として十分あり得ます。

容疑者4:ムウちゃんママ(娘を非行に導いた復讐)

ムウちゃんはみいちゃんの幼馴染であり親友です。しかしみいちゃんの影響でムウちゃんは窃盗や売春といった非行に走り、最終的には捕まってしまいました。

作中では包丁を持って「中村実衣子…絶対に許さない」という描写もあり(25話)、みいちゃんのことを恨んでいることがうかがえます。

ただ、みいちゃんのせいでムウちゃんが非行に走ったのは事実とはいえ、その復讐として殺害までしてしまうのはさすがにやりすぎ。ムウちゃんが現在は元気に生活していることを考えると特にそうです。そもそも自分が殺人犯として捕まったら困るのはムウちゃんなわけで、そう考えるとやはり不自然かもしれません。

容疑者5:山田さん(慈悲殺人の可能性)

そして、最も有力視されているのが、語り手である山田さんです。 彼女が犯人である場合、その動機は憎しみではありません。「慈悲殺人(マーシ・キリング)」です。

たとえば、店長やマオくんによって薬漬けにされ、ペンチで拷問を受け、ボロボロになったみいちゃんを発見したとします。 もう社会復帰も望めず、生きていても地獄が続くだけの状態。

「もう楽にしてあげたい」

「これ以上、誰にも汚させたくない」

そんな極限の愛情と絶望から、山田さんが最後の一撃を加え(介錯し)、彼女を「解放」したのではないでしょうか。実際に単行本3巻収録の14話ではボロボロになったみいちゃんに対し、「探したよ みいちゃん」と言った謎の人物が描かれています。この人物が山田さんだとすれば一応のつじつまは合うと思います。

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みいちゃんと山田さん(3)

山田さんが「自らの手で親友を殺めた」という罪を背負って生きていく展開も可能性としては考えられます。 それは法的には殺人ですが、みいちゃんにとっては唯一の救いだったのかもしれません。これをハッピーエンドと呼ぶか、バッドエンドと呼ぶか、読者の倫理観が問われる結末になるでしょう。

ちなみに昔の百合作品はこういうバッドエンド的な作品が多かったです(笑)

まとめ:『みいちゃんと山田さん』の結末は救いか絶望か

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『みいちゃんと山田さん』の犯人考察、いかがでしたでしょうか。 状況証拠からは店長による拷問の末の死、あるいは山田さんによる慈悲殺人という2つの線が濃厚です。

どちらにせよ、みいちゃんにとって「死」は、搾取され続ける地獄からの唯一の脱出手段だったのかもしれません。 この物語は、単なるサスペンスではなく、現代日本の福祉の限界と貧困の闇を映し出す鏡のような作品です。犯人を探すサスペンスというよりもヒューマンドラマ色が強い作品と言えるでしょう。

「実際にそのシーンを自分の目で確かめたい」 「山田さんが本当に怪しいのか知りたい」

そう思った方は、ぜひご自身の目で漫画を読んでみてください。文字だけでは伝わらない、胸が締め付けられるような「痛み」と「切なさ」がそこにはあります。

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