『熱帯魚は雪に焦がれる』がアニメ化される可能性はある？

『熱帯魚は雪に焦がれる』は萩埜まこと先生による漫画で、『電撃マオウ』にて連載中です。

単行本は軒並み重版している人気作で、「次にくるマンガ大賞2018」では10位にランクインしました。

さて、『熱帯魚は雪に焦がれる』がアニメ化される可能性についても気になりますね。

今回は『熱帯魚は雪に焦がれる』についてです。

『熱帯魚は雪に焦がれる』がアニメ化される可能性は？

漫画がアニメ化されるためにはやはり作品の人気が一番大事なファクターです。

『熱帯魚は雪に焦がれる』は非常に人気のある作品であり単行本も売れています。

少なくとも原作の人気だけならアニメ化の条件は満たしていると思います。ストックも2020年1月時点で単行本6冊分あるので問題ないでしょう。

ただ気になるのは、アニメ化して人気が出るかどうかという点です。

『熱帯魚は雪に焦がれる』は特に大きなアクションなどもない比較的地味で、アニメで人気の出やすい「日常系」とも違ったテイストを持つ作品です。

水族館部の水の表現などはアニメ向きと言えるものの、逆に言えばその程度。シリアスな展開も多く、そういう意味では「アニメ向き」の作品ではありません。

同じKADOKAWA系列で『熱帯魚は雪に焦がれる』と比較的近いテイストを持つ『やがて君になる』すら2期が作成されていないことを考えるとやや厳しいかと思います。原作の人気や売り上げも『やがて君になる』のが上ですし。

ビジネスとしてやる以上「採算が取れるか」が非常に重要になってきます。円盤の売り上げが3桁レベルだと大赤字になってしまいますからね。『やがて君になる』はそこそこ売れましたが2期ができるほどではない程度の売り上げでした。

また、当然ではあるのですが、出版社もしくは原作者がアニメ化にNGを出した場合はアニメ化できません。

作者の萩埜まこと先生はこの作品にこだわりを持っているため、変なファンが付くのが嫌だと思ったらアニメ化にNGを出す可能性は無くは無いです。そもそも既にアニメ化の打診があったのを断っている可能性もあります。アニメ化にはデメリットもあるので全ての原作者が歓迎するというわけではないのです。

この漫画は連載形式でかつ漫画だけど終わった時に1本の映画を観終わったような感覚になるように願いつつ描いていて、それはどこかのピースがひとつでも欠けていたら成立しない。一つずつの積み重ねでなかなか伝わらないこともありもどかしいけどだからこそ最近どんどん面白くなっている実感がある

— 萩埜まこと@6巻12/27 (@haginomakoto) December 27, 2019

個人的には『熱帯魚は雪に焦がれる』のアニメは見たいのでなんとか実現してほしいのですが……

『熱帯魚は雪に焦がれる』原作を読みたい方は以下のサイトをおすすめします。

『熱帯魚は雪に焦がれる』をお得に読むには？