しめさば先生による人気ライトノベル『ひげを剃る。そして女子高生を拾う。』。
2021年4月からはアニメの放送が予定されており、注目度が高まっています。
さて、この作品をGoogleで検索してみると「炎上」の文字が。
ではなぜ『ひげを剃る。そして女子高生を拾う。』は炎上してしまったのでしょうか?
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『ひげを剃る。そして女子高生を拾う。』が炎上!?その理由は?
『ひげを剃る。そして女子高生を拾う。』が炎上した理由はそのタイトルにあります。
電車の広告で『ひげを剃る。そして女子高生を拾う。』を知った方のこのツイートが発端となり、一部で炎上騒ぎになりました。
RT>先日、電車の窓にこの本の広告ステッカーが貼ってあり、朝っぱらから驚愕した。
あの「62歳塾講師」だけじゃない。
この国は、こういう「俺たちの憧れ」イメージが溢れかえっているのだ。
少なくともあのジジイの価値観は、通勤電車に掲示される程度には社会から肯定されている。 pic.twitter.com/2ai78yI5cO
— “元・非正規のクンタキンテ”かほる (@kabothomas) January 7, 2020
このツイートに賛同するツイートも多く観測されています。
こんな形でこどもを助けようというのだけれど、それは形を変えた偏愛で女子高生を愛玩物質としてみる行為だと思う。ほんとうに気持ち悪い。公的な場所に貼られる意味がわからない。掲載許可を出さないで。 https://t.co/d8u1acuxMj
— HataYukiko (@hatayukiko1) January 10, 2020
「女子高生」をモノのように「拾う」などという表現をばら撒くことが、非人道的だと気付けない社会はもはや病気。
ラノベ作家とそれを支持する読者、出版業界、そして金さえ頂ければそんな広告を掲載許可してしまう鉄道会社まで一様に、女子高生が痴漢に狙われる社会を作っている。
許せない💢 https://t.co/TMJp2XvZir
— カサンドラ🧞♀️女性差別はゆるさねぇ💢 (@Rena_thanx) January 8, 2020
気持ち悪い!!!!!
犬や猫じゃねえんだよ!!!!!
犬や猫を拾う発想はまだ加害目的じゃないパターンあるやろけど女子高生拾うやつほぼほぼ加害目的やろ
リアルで行き場のない女子高生見つけたら警察と仁藤さんに連絡して託すわ。 https://t.co/RCBvwJ5T9H— ヒメジョオン (@mosgoro) January 8, 2020
やはり「女子高生を拾う。」というタイトルが引っかかっているもようです。
これらの発言をしている人たちに対し、読者やファンが攻撃をし、炎上するハメになってしまいました。作者が見解を出したことで一応は収まったようですが。
これはお願いなのですが、私の作品を攻撃している人を、攻撃しないでください。
出版されたものをどう受け取るかは、読み手の自由であり、それを批判しては絶対にいけません。
楽しめない人に、「楽しめないのはおかしい」と言う必要はありません。— しめさば (@shimesaba_novel) January 11, 2020
実際に『ひげを剃る。そして女子高生を拾う。』はその名の通り、会社員の吉田(26)が家出をしている女子高生・沙優を「拾って」家に連れて帰り、共同生活をする話であるのは事実。
とはいえ吉田は沙優を性的消費目的で連れて帰ったわけではなく、身体を売ることで男の家を転々としていた彼女の精神を鍛え直すために連れて帰っただけ。
まあそれは実際に読まないとわからないことなので、タイトルだけで勘違いすること自体は仕方のないことかもしれません。
ちなみに女子高生を拾う行為自体は犯罪だと作者も認識しているようです。
また、「ひげ~」について「現実だと犯罪だけどこれは創作なんだから細かいこと言うなよ」という擁護を見かけるのですが、創作内であっても現代日本を舞台にしている限りは、未成年略取は犯罪行為です。「ひげ~」はまぎれもなく犯罪行為の描かれた物語です。間違った情報で他人に反論してはいけません
— しめさば (@shimesaba_novel) March 26, 2021
『ひげを剃る。そして女子高生を拾う。』は気持ち悪い?
『ひげを剃る。そして女子高生を拾う。』はタイトルだけでなく、作品の内容についても一部から批判されているようです。確かに各キャラにツッコミどころが多い作品ではあります。
吉田
本作の主人公の会社員。告白した相手にフラれた夜、沙優に出会い、彼女を連れて帰る。
作者も言っている通り、未成年略取の犯罪者である。
荻原 沙優
本作のメインヒロインである女子高生。
ワケがあって家出をしているが、宿を得るために身体を売っていた。
後藤 愛依梨
吉田の上司で、彼の想い人。彼をフった理由にかなりの問題がある。
三島 柚葉
吉田の会社の後輩。「できない自分」を演じることで可愛がられようとするなど社会人としての思考に問題あり。
橋本
吉田の同僚で親友。犯罪に手を染めてしまった吉田を諭すこともせず、なぜか受け入れてしまう。
結城 あさみ
沙優のバイト先の先輩で友人。彼女に対する批判はあまり見られない。強いて言えば言葉遣いが悪い。
……と、各キャラにかなりの問題があります。
また、吉田にとっては沙優がいることで家事をやってもらえますし、沙優は金も身体も差し出すことなく住居を得ることが出来るというWIN-WINの状況。
このように各人物にとって都合のいい人物しか出てこないため、一部で批判されています。
とはいえライトノベルはもともとそのようなものだと思いますが……
まとめ
『ひげを剃る。そして女子高生を拾う。』はタイトルや内容から炎上したことがあります。
まあこの作品については内容が内容なのである程度は仕方ないかなと思いますね。アニメ化で注目度が上がって蒸し返されないか心配です。
この作品は原作は小説ですが、コミカライズ版もあります。コミックシーモアなら初回ログイン時に貰える70%オフクーポンを使ってお得に漫画を読むことができます。
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