『監禁嬢』8巻 ネタバレ!ついにカコの正体が明らかに!?

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『監禁嬢』は河野那歩也先生による漫画で、『漫画アクション』にて連載中です。

今回は9月28日に発売された『監禁嬢』8巻のネタバレ記事です。

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『監禁嬢』これまでのあらすじ


囚われた麻希を救うにはカコからの問題を自力で解かねばならない。
カコは「誰」なのか?カコの「目的」は?
裕行はカコの正体が舞なのかもしれないと、数年ぶりに故郷へ帰ります。
意を決し、舞が働くというラウンジに足を踏み入れる裕行。
はたして舞はカコなのか!?

『監禁嬢』8巻のネタバレ!

ラウンジで舞を待つ裕行と翔一。そこへマコと名乗る女性が現れます。
それは舞でした。
カコとよく似た姿格好はしていましたが、舞がカコではないことを本人を見て裕行は改めて確認。
それでもカコは舞を知っているふうな口ぶりだったことから、カコのことを聞くため、外で仕事終わりの舞を待つ事に。

閉店後、ラウンジの裏から出て来た舞に話しかける裕行。
二人は中学時代一緒によく来た公園を訪れます。

裕行はカコのことを訊ねます。
首に南京錠をつけた女を知っているか、誰か俺に恨みを持っているヤツはいないか。
舞は中学時代に裕行に想いを寄せる女の子が沢山いたことを伝えます。
けれど裕行はそんな想いに全く気付かないような鈍感だったと語る舞。
そんなことで今も恨んでるような女はいないだろうけどねと笑って話す舞に、裕行は恐る恐る舞は恨んでいないのかと訊ねます。

答えをはぐらかした舞は公園内にある山状の形をした遊具の中へと裕行を呼び込み、舞の方から身体を重ねていきます。
最中、自分の今の生活は全て裕行のせいでこうなったと告げ、責任と償いを求める舞。
裕行との初体験以降、対人恐怖症になってしまった舞は高校でもまわりに馴染めず、イジメにあい中退。
その後、両親も離婚してしまい、舞は母親のために地元に残って水商売をするしかありませんでした。
裕行の目を見据え舞はいいます、一緒に一からやり直そうと。
舞の業を目の当たりにした裕行は即座に身体の繋がりを解き、この場から逃げ去ります。

裕行が逃げた後、舞はひとりアパートの部屋へ。
尾行していた刑事の西田は舞のアパートの前で女性とすれ違います。
こんな時間に女性がひとりで・・そう思いつつ、すれ違いざまに女性をチラ見する西田。
目に飛び込んできたのはタートルネックに南京錠!
その女性はカコでした。
咄嗟に声を掛けた西田はその女性を見て確信します。
加藤カコにまちがいないと…
西田は警察手帳を見せて職質なのでと協力を求めます。
質問をのらりくらりとかわすカコに突然直球を投げかける西田。
麻希や葵、そして裕行の名前を羅列する西田に一瞬驚くも動じないカコ。
職質は任意だからと背を向け立ち去ろうとするカコを西田が捕まえようと手を伸ばしたその瞬間!
カコはポケットに忍ばせていたハンマーで振り向きざまに西田の顔面を殴打!
揉み合いになる二人。
西田は鼻から血を流すもカコを捕まえて離しません。
その時、外の物音に気付いた舞が部屋の窓から顔を出します。
舞に一瞬気を取られた西田の隙をついてカコは脱出。
すぐさまカコは渾身の力を込めて西田のこめかみにハンマーを振り下ろします。

道路に横たわり、薄れゆく意識の中で西田は裕行に電話を入れます。
この町にカコがいること、そして首から背中にかけて傷があったことを裕行に伝え意識を失う西田。
揉み合いの際に西田はカコの傷痕を見ていました。

翌日、踏切の前で佇む裕行。
カコからの問題を解く鍵を探してきたこれまでを振り返り、関係してきた女性から言われた言葉を紡いでいきます。

自分の罪を棚に上げて被害者面…
主観で記憶を書き換えて正当化しないと壊れてしまうから…
君は自分にしか興味がない…
アナタが思い出せないのはアナタがアナタを忘れたから…

遮断機の警報音が鳴り響き、裕行の目の前を電車が通過します。
ゴオオオオッ

その瞬間、まるで走馬灯のように頭の中を映像が過り、驚愕の表情で固まる裕行。
遮断機が上がると裕行はわき目もくれずに走り出します。
行先は町はずれに展示されている蒸気機関車。

裕行は蒸気機関車の中に入り、石炭を積んでいた箇所へ向かいます。
そこにいたのはカコでした。
裕行はカコにいいます。
合原陽太、お前は男だと…

『監禁嬢』8巻の感想


ラストのラストに遂に謎の一端に辿り着きました。

ようやく8巻にして裕行は解答に辿り着いたかに見えます…

見えますが、この答えが正解とも不正解ともまだわかりません。

裕行が思い出した過去が主観的な都合の良いものに書き換えられていたとしたら、カコはそれを正解とは認めないでしょう。

そして問題なのは裕行です。

ここまで読んできて思うのは、あまりに自己中な物の見方、捉え方しか出来ない人間だってこと。

しかし、裕行がここまで極端なのには何か訳がありそうです。

今巻でチラリと登場した裕行の亡き父親が関係しているのは間違いないでしょう。

なぜなら、記憶を都合の良いものに書き換えてきた裕行なのに、父親の顔の記憶が歪んだ恐ろしい化け物だからです。

これはどういうことでしょうか。

父親を化け物にすることで人間じゃないんだから…と納得させているからなのかもしれません。

つまり、人間のする所業じゃないことを父親はしていたのではないでしょうか。

または裕行に強要し、させていたのではないかとあの化け物顔から想像します。

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